そらいろえんブログ　保育園・幼稚園

そらいろえんを見て、何にも無くて驚かれる方もいると思いますが、東京の世田谷にはもっと凄くて素晴らしい幼稚園があります。
写真の本はその『あおぞらえん』のお話です。
『あおぞらえん』は祖師谷公園を拠点にしている幼稚園で22年も続いています。
『あおぞらえん』と出会ったのは1本の自主映画でした。先輩の保育士に連れられて観た映画を観て…。全てにやられました。
（ビデオがあります。観たい方に貸し出しします♪）
それから、惚れ込んで平日にお休みがあるとセッセと通わせていただきました。
実際に通わせていただくと…先生達の凄さに私の18年の保育人生は何、やってたんだか…とカウンターパンチを食らったようなショックを受けました。
子ども達の全身から放つ、生きるオーラ、キラキラな瞳。伸びやかな手足。そして、自律しているんです。なんて、いうかひとりの人として完結している感じがしました。
また、卒業生にも会いましたが、とても自然体で素敵な子でした。世界に溶け込んでいるというのか、世界から愛されるとこうなるのか…。と、思いました。

東京の2月、薄氷が張る季節です。電車に乗って梅を見にお散歩にいきました。そしたら、梅を見た後に子ども達が「もうすぐ、ジャブジャブ池だね。」「あそこ、曲がったらだね。」と楽しみにしている様子。“ジャブジャブ池で亀でもいるのかしら？”と、思ったら、キレイに並んで脱いだ服はきちんと畳んでしまい。パンツ1枚でみんなジャブジャブ池に…。
私も入りましたが、30秒も保たずギブアップ。
そこに先生も入って1時間位かなー。じっくり遊びました。
凄い身体能力。鼻水も垂らしていました。先生との信頼感も厚いんだなぁ。うちのめされて帰ってきましたよ。
先生達は魔女だと思う事にして、私はゆるゆるやっていますが、時々、思い出して背筋を伸ばしています。
素敵な大先輩がいて指標に出来る事は幸せだなと思っています。

（写真上）『カモシカ脚の子どもたち』宮原洋一 新評論
（写真下）『子供を誰にあずけますか』長井朝美 新潮社

世界は明るいなぁ〜。